リフォームと建て替えはどちらがお得?
リフォームと建て替えのどちらがお得かを考える場合、今かかる費用だけではなく今後かかる費用も同時に考慮する必要があります。築50年では基本的に建て替えがおすすめで、築50年の建物は建築基準法が改正される前の建物となっているので、大規模な工事が必要になることから費用も高額になってきます。さらに柱や基礎などといった建物の構造体部分にまで老朽化が進んでいる可能性もあるため、ケースによっては建て替えの方が安い場合もあります。また、築50年であっても今に至るまでの間に外壁塗装や床下のメンテナンスなどを定期的に行ってきた場合は、建物の状態が良いことからリフォーム費用の方が安い場合もあるので、そういったときはあと何年住むのかを考えた上で判断することが大切になってきます。
築30年の住宅ではリフォームがおすすめで、築30年の建物は1981年に建築基準法が改正した後のものなので、今リフォームをして定期的なメンテナンスをしながらであれば50年程度は住むことができます。リフォームは、基本的に建て替えよりも安くできますが、費用の目安がつきやすく資金計画を立てやすいのは建て替えなので、今かかる費用はもちろんこれからかかる費用も考えながら決めていくことがポイントになってきます。どちらかを判断する上で費用は大切な要素になりますが、安いという理由だけで判断してしまうと何年後かに工事が必要になってしまうというケースも少なくないので、色々なものを考慮しながら慎重に選ぶことが大切になります。