注文住宅で暮らすメリットを考慮して頭金を決める

注文住宅の資金計画を立てる際に重要になることとして、頭金をいくら用意するのかということがあります。頭金を少なくすればその分借入額が大きくなり、月々の支払額が増えたり完済までの期間が長くなったりします。逆に頭金を多くすると月々の支払は楽になりますし、早く完済出来る計画を立てることも可能です。総支払額から考えれば、頭金を大きくした方が当然得になります。

総支払額は頭金と借入金を足した額ではなく、そこに利息を追加して計算しなければいけません。利息は借入額に対してかかるものですから、当然たくさん借りた方が支払わなければいけない利息も大きくなります。その結果、頭金の割合を大きくした方が総支払額から見れば得になるということです。しかし、多くの頭金を用意するためにはお金を稼ぐための時間が必要になります。

注文住宅は建築することが本来の目的ではありません。今まで頑張ってきた証として注文住宅を建てる人もいるかもしれませんが、本来の目的はそこで生活をすることです。つまり、早く建築すれば、そこで暮らすという目的のために利用出来る期間が長くなるということです。生活の期間は単純に時間で比較することは出来ない面もあります。

子供が小さい時期と大人になってからの時間は同じではありません。理想の注文住宅で暮らすことから得られるものが最も大きい時期に利用出来ることに、大きな意味があります。それを踏まえて考えて、利息を多く支払うことと比較しながら検討することが大切です。